カルロス・ゴーン被告が保釈中に逃亡したとして、保釈金15億円が没収されることになりました。

それに加え、逃亡にもかなりの金額が掛かったと言われていて、なぜそこまでして逃亡を図ったのか理由が気になります。

8日にゴーン被告の記者会見も行われるということで、一体何が語られるか注目ですね。

ところで、通常だと保釈金は何もなければ本人に返されます。
しかし、今回逃亡を図ったとして没収されることとなりました。

この没収された保釈金は一体どこへ行くのか使い道が気になったので調べてみました!

また、没収事例も合わせて紹介したいと思います。



保釈金は没収されたらどこへ行くの?

没収された保釈金はどうなるのかというと、国庫の雑収入として歳入扱いとなり、具体的な使い道は決められていません。

国庫の雑収入(勘定科目は懲罰及び没収金)として歳入扱いになります。一般会計に組み込まれるはずですので、特に没取金特有の使途は指定されていません。
〈参考:弁護士ドットコム

国庫には現金(国庫金)、有価証券、不動産、物品等様々な財産が属しています。

ちなみに雑収入に区分されるのは『国有財産利用収入』、『納付金』、『諸収入』の3つあります。



過去の保釈金没収事例

過去、ゴーン氏のように保釈金が没収された事例はあるのでしょうか?

調べてみると、許永中元(きょえいちゅう)受刑者が『イトマン事件』で6億超えの保釈金を払い、保釈中に韓国で所在不明となり結果没収されました。

イトマン事件とは

大阪市にあった日本の総合商社・伊藤萬株式会社を利用して絵画やゴルフ場開発などの不正経理を行った商法上の特別背任事件。
日本における戦後最大の経済事件とされています。

伊藤萬株式会社は当時社長は住友銀行の役員河村良彦。
その河村社長の近づいたのが、伊藤寿永光社長

伊藤社長は雅叙園観光の不正売買を行っていたコスモポリタン会長や、大阪府民信用組合理事会長に対し融資していたが回収不能となっていました。

そんな伊藤社長は、伊藤萬の経営に筆頭常務として参加するようになり、伊藤萬を介して住友銀行から融資を受けるようになりました。

また、雅叙園観光の債権者の一人であった許永中氏も、再建処理を行う上で伊藤社長との関係を深めるようになり、伊藤萬株式会社と繋がりをもちました。

1990年5月の日本経済新聞の報道で、伊藤萬の不動産投資による借入金が1兆2000億円に及んだことが明らかになったことをきっかけに、許氏は、河村社長に、美術品や貴金属などを投資すれば経営が安定するとの話を持ちかけました。

これを受けて、伊藤萬許氏の絡む三つの会社から、許氏の所有していた絵画・骨董品などを総額676億円で買い受けました。
これらの美術品は鑑定評価書の偽造などが行われ、市価の2~3倍以上という法外な価格であったが、河村社長伊藤社長はこれを認識しながら買い受け、これによって伊藤萬は多額の損害を受けました。

許氏は伊藤萬を利用して絵画やゴルフ場開発などの不正経理を行い、1991年7月23日に商法の特別背任、並びに法人税法違反の罪で逮捕されました。