香港『緊急法(緊急条例)』とは何か分かりやすく解説!デモ隊の反応は?

香港政府が、どんどん悪化していくデモ隊と警察の暴動。つい最近では警察がデモ隊の高校生に発砲したという衝撃的なこともありました。

そんな中、『緊急法』を発動されました

この『緊急法』が発動したのは1997年の中国返還後、今回が初めてだそうで今の現状に国も困り果てているのが分かります。

この『緊急法』とはどういう法律なのでしょうか?
そして『緊急法』発動により、デモ隊はどんな反応なのでしょうか?調べてみました!



『緊急法(緊急条例)』とは?

ざっくりいうと、緊急状況規則条例』通称『緊急法』とは緊急時に行政長官が公共の利益のために必要な規制を制定できる条例です。

また、この『緊急法』は議会にあたる立法会承認を経ずに、行政長官の判断さまざまな規則を設けることができます

緊急法の発動は香港がイギリスの植民地だった1967年の『六七事件』以来です。

六七事件

共産主義者とその共感者と香港政府の間の大規模な暴動でした。 小規模な労働争議として始まったが、緊張は後にイギリス植民地支配に対する大規模なデモへと発展しました。

今回と同じようにデモ隊と香港警察が大きく衝突し、死者51名。負傷者802名に及びました。

緊急法が発動の威力

緊急法が発動すると、政府が自由に法律や規則を作れることになります。
となると、政府は自分達の都合の良いように規則や法律を作る可能性が出てくるわけです。

今まで当たり前だったことが突如禁止され、破ると逮捕される。恐ろしい世界ですよね。

『緊急法』が発動した理由はただ暴騰化したデモを一旦鎮めるためだけなのでしょうか?それとも政府はデモ隊が主張している『5大要求』の残りの4つに応じるつもりはないのでしょうか?




緊急法1 覆面禁止

『緊急法』によりまず規制されるのが、『覆面禁止』です。
無許可の集会やデモ活動に参加する際、マスクゴーグルガスマスク目出し帽などで顔を覆い個人の識別ができないようにすることを禁じました

2万5千香港ドル(約34万円)以下の罰金1年以下の禁錮刑に処せられます

そもそも抗議デモに参加する人達の多くはマスクやガスマスクを着用していたのでしょうか?
その理由は
・警察の催涙弾から自らを守るため。
・顔認証で個人情報が収集されることを防ぐため。

政府保安局はデモ参加者が顔を隠していることが警察の捜査を難しくし、暴力をエスカレートさせる要因になっているのではないかと考え、顔を隠せなければデモに参加する国民も減るのではないかと考えています

実はこの『覆面禁止法』オーストリアでも2017年10月から執行されています。

公共の場での顔を覆うベールの着用を禁止し、もし警察官が見つけたて、取るように指示し従わなければ、連行され150ユーロ(日本円で約18,000円)以下の罰金が課せられます。

同じ『覆面禁止法』でも香港の処罰はかなり重いですね。

香港教育庁より幼小中高等校に『覆面禁止法』について詳しい内容が配布されたそうです。
そこには
・緊急法引用し覆面禁止法は今夜0時から有効
・宗教と健康以外の理由で校内外でマスクの着用は禁止
・教師と家族もマスク禁止
・病気になったら家から出るな
・学校で政治について話すな
など書かれているそうです。

そして、この配布された緊急通知を破り捨てる生徒の動画がアップされています。

デモ隊の反応は?

10月5日午前0時より『緊急法』が発動しました。
デモの状況はというと、今度は『緊急法』の『覆面禁止』に対してデモが始まりました

そんな中、発動初日に警察に取り押さえられた若者が。彼らはただマスクを付けていただけなのに所持品までチェックされたそう。

民主団体『デモシスト』の幹部アグネス・チョウさんは香港の終わりの始まりだと言っています。

 

『覆面禁止法』よりも重要視しなければならないのは、『緊急法』がこれからどんどん発動してしまうことだと懸念の声も!




香港『緊急法(緊急条例)』とは何か分かりやすく解説!デモ隊の反応は?

緊急法とは
緊急時に行政長官が公共の利益のために必要な規制を制定できる条例
つまり、今後政府の都合で色んなことが規制され国民の自由が奪われるかもしれない恐ろしい法ということです。

最初の緊急法は『覆面禁止』政府は個人情報を守るため、マスクなどを着用していたデモ隊に顔が認識出来ない物の着用を禁止し、デモへの参加者を減らす目的です

しかし、発動してからデモはますます大きくなっています。これからどうなるのでしょうか?