爆益期待！？有望株：福山通運は買い！おすすめ理由【個人投資家の戦略】

私もネットやSNSで株式投資の情報を良く仕入れますが、他の個人投資家が何を考え、どのような投資戦略を練っているか気になりますよね？

また様々な意見・アイディアを聞くことで、投資収益を高めるための新たな発見があったり、投資力アップにも繋がります！

今回のインタビューで、福山通運を有望期待株として紹介して下さる個人投資家のプロフィールをご紹介します

私は40代の男性会社員です。株式投資歴はすでに20年であり、投資スタイルは中長期保有を貫いてきました。その結果、現在の運用資産は1500万円となっています。

宜しくお願い致します。

早速ですが、福山通運に投資する又はおすすめできる根拠・理由・分析結果について、お考えを教えてください。

この銘柄に投資できると考える根拠としては、ひとつはファンダメンタルズ分析の視点が挙げられます。この銘柄の主力事業は、小口貨物などの貨物輸送事業です。いわゆる宅配便業界のなかでは、シェア5位に位置する会社ですが、年々インターネット上でのショッピングサイトでの買い物量やオークションサイトでの取引量が増加傾向にあるため、ほぼ毎年増収増益を継続しています。具体的には、2017年3月期決算では売上高は約2500億円で、経常利益は約130億円でした。ところが2021年3月期決算では売上高は約2850億円であり、経常利益は約220億円に達しています。今後も取り扱い貨物量は増えていくと予想できます。一方、テクニカル分析の視点でも投資可能と判断できます。週足チャートでみると、2020年10月から株価は下落トレンド入りしており、短期移動平均線が中期移動平均線をデッドクロスした状態が続いていました。ただし、中期移動平均線は長期移動平均線をデッドクロスしていません。そのような状況下で、6月下旬になって株価が下げ止まり、ローソク足が大陽線をつけています。ローソク足が短期、中期、長期の移動平均線の上に出る兆候をみせていることから、買いタイミングがやってきたと判断できます。

投資スタンスとしては、保有想定期間を2年と考えます。理由は、今後も小口貨物輸送量は増えていくと考えられるためです。そして想定利益率は50％と考えます。今後も取り扱い貨物量が増え続ければ、1株あたり当期純利益が現在の約300円から2年後には360円程度まで増えても不思議ではありません。2年間で利益が20％増加する前提で考えると、想定利益率は50％です。この銘柄を購入するタイミングは、週足チャートでMACDがゴールデンクロスを示したときだと考えます。現在はデッドクロスした状態が続いていますが、日柄的にはゴールデンクロスの時期が迫っていると判断できます。そして利益確定すべきタイミングは、週足チャートでRSIが80ポイントをつけたときです。これは株価が過熱したことを示しているため、いったん売るべきです。逆に損切りすべきタイミングは、週足チャートでローソク足が再び移動平均線の下側に位置してしまい、中期移動平均線が長期移動平均線をデッドクロスしてしまう時期です。このチャート形状は株価低迷が長引く兆候を示しているため、損切りすべきです。

考慮すべきリスクは、宅配便の輸送スタッフの人材募集が円滑に進まないことです。受注した取り扱い貨物量をさばくために、人材募集を計画通りに実施しようとすると人件費を引き上げなければなりません。すると、売上高は増えても、利益は減るという結果に陥ることになりかねません。また、モニタリング項目としては、ライバル企業のヤマト運輸が毎月公表している小口貨物取扱実績が挙げられます。前年同期比の数値が公表されているため、この銘柄の業績を推測するために役立ちます。

福山通運の投資判断についてもですが、自分以外の個人投資家の方の投資スタイルや考え方は、新しい投資アイディアのきっかけになるかも知れません。

本記事がみなさまが投資判断されるにあたってのご参考になれば幸甚です！